物価が上がり、スーパーでの買い物に以前よりお金がかかると感じていませんか?
食費を抑えたいと思っても、好きなものを我慢したり、毎日安い食材だけを選んだりするのは大変です。
実は、食費の見直しは「何を買わないか」だけでなく、「買ったものをどう使うか」からも始められます。
農林水産省によると、2024年度の日本の食品ロスは約461万トン。そのうち家庭から発生したものは約224万トンと推計されています。
食べられるものを捨ててしまうことは、食品だけでなく、購入に使ったお金も無駄にしてしまうことにつながります。
今回は、毎日の暮らしで無理なく取り組める7つの方法を紹介します。
1. 買い物前に冷蔵庫を30秒チェックする
スーパーに行く前に、冷蔵庫・冷凍庫・食品庫を軽く確認しましょう。
特に見ておきたいのは、使いかけの野菜、残っている肉や魚、すでにストックしている調味料などです。
覚えるのが面倒なら、スマートフォンで写真を撮るだけでも十分です。
買い物中に写真を確認すれば、同じものを買ってしまう失敗を減らせます。
2. 献立は「3日分」を目安に考える
毎日何を作るか考えるのは負担になりますが、1週間分を細かく決める必要もありません。
例えば、次の3日間で使う食材を大まかに考えておきます。
月曜日は鶏肉と野菜の炒め物、火曜日は残った野菜を使ったスープ、水曜日は豆腐や卵を使った料理、といった具合です。
同じ食材を複数の料理に使うようにすると、余らせるリスクを減らせます。
ただし、予定が変わることもあるので、作る順番を入れ替えられるようにしておくと続けやすくなります。
3. 値札だけでなく「100gあたりの価格」を比べる
同じ種類の商品でも、内容量が違うと価格を比べにくいことがあります。
例えば、次の2つの商品があったとします。
商品A:200gで298円
商品B:350gで448円
100gあたりの価格は、商品Aが149円、商品Bが128円です。
さらに、料理に300g必要な場合、商品Aは2個で596円、商品Bは1個で448円になります。
この例では、商品Bのほうが購入時の支払いも少なくなります。
ただし、大容量の商品がいつもお得とは限りません。
使い切れずに捨ててしまうなら、少量の商品を選んだほうがよい場合もあります。
※上記の価格は比較方法を説明するための計算例です。
4. 特売品は「使い切れるか」で判断する
「2個まとめて購入するとお得」「本日限りの特売」といった表示を見ると、つい多めに買いたくなるものです。
しかし、安く買えても、使わないまま傷んでしまえば節約にはなりません。
購入前に「いつ使うのか」「保存できるのか」「本当に必要な量なのか」を考えてみましょう。
特売品を買うこと自体が目的にならないようにするのがポイントです。
5. 冷蔵庫に「先に使う場所」を作る
冷蔵庫の奥に入れた食品を忘れてしまった経験はありませんか?
そんなときは、冷蔵庫の見やすい場所に「先に使う食品」をまとめておく方法がおすすめです。
開封済みの食材や、期限が近い食品を確認しやすくすることで、献立を考えるときにも役立ちます。
新しく買ったものをしまう際に、すでにある食品も確認する習慣をつけましょう。
6. 賞味期限と消費期限を区別する
食品に表示されている「賞味期限」と「消費期限」は意味が異なります。
賞味期限は、おいしく食べられる目安となる期限です。未開封で表示どおりに保存した場合、期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるとは限りません。
一方、消費期限は、安全に食べられる期限の目安です。期限を過ぎた食品は食べないようにしましょう。
開封した食品は、どちらの期限に関係なく、早めに食べきることが大切です。
また、保存方法は食品の表示に従い、適切に冷蔵・冷凍することも心がけましょう。
7. 週に一度、食費と食品ロスを振り返る
節約を続けるには、毎回の買い物を完璧にする必要はありません。
週に一度だけ、次のことを振り返ってみましょう。
「今週、使わずに捨ててしまった食材はあったか?」
「買わなくてもよかったものは何か?」
「来週も続けられそうな工夫は何か?」
家計簿を細かくつけるのが苦手なら、スーパーで使った金額を記録するだけでも構いません。
記録を続けることで、自分の家庭に合った買い方が少しずつ見えてきます。
まとめ|まずは一つだけ変えてみよう
食費の節約は、我慢を増やすことだけではありません。
買い物前に冷蔵庫を見る、必要な量だけ購入する、残っている食材から使う。
そんな小さな行動の積み重ねが、食品ロスを減らし、家計を見直すきっかけになります。
7つすべてを一度に始める必要はありません。まずは今日できることを一つ選んでみてください。
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参考資料
※食品ロス量は2024年度推計値です。紹介した節約方法は一般的な実践例であり、節約金額を保証するものではありません。